フェラーリ『ローマ』をベースとする新型レーサー、『ローマXX』を大予想した。
同社には、「フェラーリXXプログラム」と言われる特別なイベントが存在している。これは富裕層向けに2005年からスタートしたもので、バルセロナ、ムジェロ、スパフランコルシャン、ポールリカールなどのトラックにて、特別に準備されたマシンを走らせることができるものだ。
2022年シーズンでは、世界中で20以上の様々なイベントが予定されているが、そのモデルラインアップ向けに提案されたのが「ローマXX」だ。デザイナーのMagnus Concepts氏から提供された予想CGは、ローマのレースバージョンで、アグレッシブなエアロパッケージ、ローダウンされたサスペンションを装備、フェラーリには珍しいブルーカラーで仕上げられている。
フロントエンドには、ワイドでアグレッシブなバンパーディフューザーを備えた、完全に新設計された顔がみられる。中央にはボディカラーのグリルがなくなり、ヘッドライトには新しいイエローのLEDが組み込まれている。
後部では、ベースモデルのクワッドエキゾーストの配置とは対象的に、中央にデュアルエキゾーストシステムがインストールされているほか、巨大な固定ウィング、ブラック加工のLEDテールライトを装備、ディフューザーには2つの大きなスラットと大型の空気開口部が見てとれる。
ローマのパワートレインは、最高出力612psを発揮する3.9リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載、ローマXXではレースカー用に大幅に軽量化されるため、おそらく十分なパワーとなるだろう。