ランドローバー ディフェンダー に3列8人乗りの「130」…欧州発表

ディフェンダー110に対してリアオーバーハングを340mm延長

リアのLEDライト周りのデザインを見直し

3列目シートには大人3人が快適に座れる幅を確保

ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130
  • ランドローバー・ディフェンダー 130

ランドローバーは5月31日、新型『ディフェンダー』の3列シート仕様『ディフェンダー130』(Land Rover Defender 130)を欧州で発表した。

◆ディフェンダー110に対してリアオーバーハングを340mm延長

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

新型ディフェンダーには、「90」と「110」がある。これに、「130」という新しいボディタイプが加わり、ランドローバーの4x4ファミリーのラインアップがさらに拡充した。ディフェンダー130の全長は5358mm。『ディフェンダー110』の5018mm(欧州仕様)に対して、340mm長い。ホイールベースは3022mmと変わっていない。

ディフェンダー130は、ディフェンダー110に対して、リアオーバーハングを340mm延長した。これにより、3列シートで最大8人(2列シートの5名乗りも設定)乗車が可能に。ラゲッジスペースも拡大している。

荷室容量は、3列目シートを使用した状態でも最大389リットルとした。シートを折り畳めば、荷室容量は最大で2516リットル(5名乗り)、2291リットル(8名乗り)に拡大する。

◆リアのLEDライト周りのデザインを見直し

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

ランドローバーのエンジニアは、ディフェンダーの特徴的なリアデザインを継承するため、ボートテールスタイルのアップリフトをつけ、顧客が期待するオールテレイン走破能力を高め、28.5度のデパーチャーアングルを実現した。リアのLEDライト周りのデザインを見直し、サイドプロファイルの特徴の3本のラインがリアに向かって、わずかに上昇するデザインを踏襲している。

ボディ同色のハードシェルスペアホイールカバー、ナルヴィックブラックのルーフレールを標準装備した。4種類のエクステリアアクセサリーパックとして、「エクスプローラーパック」、「アドベンチャーパック」、「カントリーパック」、「アーバンパック」が選択できる。

ボンネットルーバーとサイドフェンダーには、セレスシルバーのアクセントが添えられた。20インチのアルミホイールは、ルナとブライトシルバーの2種類の仕上げから選択できる。オプションの「エクステンデッドブライトパック」では、ロアーボディパネルをすべてセレスシルバーサテンフィニッシュにし、ハクバシルバー、フジホワイト、ユーロンホワイトのボディカラーとのコントラストを生み出すことを狙う。

◆3列目シートには大人3人が快適に座れる幅を確保

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

リアオーバーハングを340mm延長したことにより、3列目シートには、大人3人が快適に座れる充分な幅を確保した。また、3列すべてのシートにゆったりとしたヘッドルームを確保している、と自負する。さらに、シートヒーターやパッド入りアームレスト、複数の収納スペース、移動中もデバイスを充電できるUSB-Cポートなど、3列目の乗員の快適性を追求している。

大きなウィンドウによって、3列すべての座席からの視野を確保した。標準装備のパノラミックガラスルーフに加えて、3列目の頭上には2つ目のサンルーフが付く。さらに、各列にベンチレーションを設け、ダクトを追加することで、専用オプションの「4ゾーンクライメートコントロール」による冷暖房の能力を高めている。2列目と3列目は少しずつ高くなるスタジアムシートを採用した。これにより、後席の乗員の視界を良くしている。2列目シートを倒せば、3列目シートへのアクセス性が向上する。ラゲッジスペース内のボタンで、電子制御エアサスペンションを下げることもできる。

新しいインテリアオプションを用意した。ノーブルクローム仕上げをエアベントコントロールと電動シートのスイッチに採用。スピーカーの周囲はブライトセレスシルバー、アームレストのヒンジはアトラスで仕上げ、エクステリアの「エクステンデッドブライトパック」と調和させている。

流木からインスピレーションを得た新素材「ナチュラルライトオーク」によるウッドパネルは、ナチュラルでモダンな雰囲気を醸し出す。これは、「ライトオイスターパーフォレイテッドウィンザー」と呼ばれるレザーシートとマッチするオプションになるという。トップロールとダッシュボードフープはルナで仕上げ、ホワイトパウダーコートのクロスカービームと組み合わせた。「ヴィンテージタンパーフォレイテッド」と呼ばれるウィンザーレザーも選べる、としている。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集