JR東日本グループは10日、駅構内に設置されたロッカーについて、ウェブアプリ上での空き状況の検索を充実させるほか、予約、預入、受取、発送の一台4役の機能を整備する「ロッカーの多機能化」を推進し、駅を物流の拠点にしていくことを発表した。
新型ロッカーは運送事業者やECサイトなどと連携させることで、従来の預入の機能だけでなく、荷物や商品の受取・発送なども可能になる。冷蔵機能を搭載したロッカーも導入する見込みのため、食品などの生ものも扱える。
導入されれば、ネットで注文した商品や閉店時間後のエキナカ・駅ビルの商品を駅で受け取ることが出来るようになる。クリーニングや薬局との連携も予定されているため、最寄りの駅がちょっとしたデパートのような利便性を持つようになるだろう。この新型ロッカーは今後3年間で首都圏に約1000台(約3万口)導入される予定だ。