女性の社会進出が叫ばれて久しいが、第2次岸田再改造内閣では、不祥事問題で政務三役3人が相次いで辞任した以外にも、副大臣と政務官あわせて54人のポストのうち「女性はゼロ」という情けない実態もあらわになった。
そんな中、ホンダと電気自動車(EV)の開発なども手掛けているソニーの2024年度入社の新卒採用で、エンジニアや研究職といった理工系職種に占める女性の割合が約3割に達し、過去最高水準になることが明らかになったという。
きょうの東京などが報じているが、それによると「日本は、先進国の中でも理工系分野で学ぶ女性の割合が特に低く、ソニーは採用活動などで働きやすい職場環境を積極的に発信したことが奏功した」と分析。
また、ソニーは、妊娠・子育て中に柔軟な働き方ができる勤務制度や、不妊治療を目的とした休暇制度を充実。「夫婦での子育てを支援するため、男性社員の育児休暇100%取得も目指している」としている。
さらに記事では「企業は女性エンジニアの採用に苦戦しており、日本を代表するメーカーであるソニーの取り組みが他社に波及する可能性がある」とも伝えているが、相変わらず女性に特化した話題が紙面を飾ることそのものも実に嘆かわしい。
2023年11月17日付
●損保代理店規制見直し検討(読売・7面)
●開幕、勝田5番手、自動車・世界ラリー選手権最終戦ラリージャパン第一日(読売・15面)
●ライドシェア日本参入に意欲、ウーバーCEO「大きく戦略的な市場」(朝日・6面)
●EV充電器東京に1000基、テラ社(朝日・9面)
●水素エンジンJR東海検討、来年度以降に試験(毎日・6面)
●電動自転車PAS街乗り用新モデル、ヤマハ発動機(産経・10面)
●民間月着陸船再び打ち上げ、アイスペース,来冬にも(産経・22面)
●羽田イノベーションシティ全面開業(東京・1面)
●ソニー理系新卒、女性3割過去最高(東京・6面)
●大崎-池袋山手線あすから一部運休(東京・22面)
●ホンダ、米で燃料電池車、来年から生産、政府支援追い風に(日経・17面)
●高速道誤侵入後絶たず、原付きや自転車、ナビ設定ミス目立つ(日経・42面)
●運転中、ハンドル違和感、札幌脱輪、逮捕の男供述(日経・43面)