トヨタ自動車 新郷和晃CPOが語る、モノづくり現場の大変革…【池田直渡の着眼大局セミナー】第1回 ~トヨタの技で、モノづくりの未来を変える~

オンラインセミナー「【池田直渡の着眼大局セミナー】第1回 ~トヨタの技で、モノづくりの未来を変える~」
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来たる12月12日、オンラインセミナー「【池田直渡の着眼大局セミナー】第1回 ~トヨタの技で、モノづくりの未来を変える~」申し込み締切は12月8日12:00)が開催される。

セミナーに登壇するのは、トヨタ自動車株式会社 執行役員 CPO(Chief Production Officer)である新郷和晃氏。自動車メーカーのモノづくりが世界的に大きな転換点を迎えているいま、トヨタが実現しようとしているモノづくりの大変革を主導するキーパーソンである。

セミナーのモデレーターを務めるのは、自動車ジャーナリスト・自動車経済評論家の池田直渡氏だ。幅広いメディアで健筆をふるい、クルマのメカニズムと開発思想に対する深い洞察力を各所で発揮している。

セミナー当日は、新郷CPOからのプレゼンテーションに加え、池田氏の視点を交えた深い議論や、視聴者からのQ&Aセッションの時間も用意される。プレゼンテーションには生産技術を分かりやすく伝える工場内の動画も含まれる。

<セミナー参加に関する詳細はこちら

本稿では、セミナーの開催に先立ち、その内容を一部紹介する。セミナーは以下の章立てに沿って進められる予定だ。


豊田前社長、14年間の経営

まず始めに、豊田章男前社長の14年間の経営を振り返りながら、トヨタがどのように変化してきたのかを紹介する。

「もっといいクルマをつくろうよ」「この町いちばんの会社」というスローガンのもと、商品ラインアップの変化や地域別経営の成果に取り組み、その結果、収益構造の大幅改善を成し遂げたその歩みを紐解く。

本章では以下の内容を解説する。
・カテゴリ別に見る14年間の商品ラインナップの変化
・地域別経営による小売台数の変化
・地域の個性に合わせた商品
・収益構造の大幅改善

カーボンニュートラルに向けた取り組み

トヨタはなぜマルチパスウェイを掲げ推進するのか? ここでは、カーボンニュートラルの実現に向けたトヨタの取り組みを解説。バッテリーEVはもちろん、HEVやPHEV、そして水素を利用するFCEVや水素エンジン車まで幅広く提供することで、各地域の事情に応じた最適なアプローチを行う理由や、自動車製造の際に排出されるCO2の削減のための新技術なども語られる。

・マルチパスウェイに向けたモデル展開
・CO2削減と環境への低負荷を両立した超高効率塗装システム

モビリティカンパニーへの変革

2018年1月、豊田前社長が世界に向けて、モビリティーカンパニーへのフルモデルチェンジを宣言した。これに象徴されるトヨタの変革は、今年4月に就任した佐藤恒治社長の「継承と進化」というコンセプトのもと、継続していくこととなる。新社長率いる新生トヨタの今後の方針とは?

トヨタのモノづくりの「継承」と「進化」

今年4月にCPOに就任した新郷氏は、この半年の間に数多くの現場を見て回った。そのなかで、トヨタのモノづくりの原点である「創業の精神」「高い技能と技術」「人財を鍛える現場の力」を改めて感じたという。

モデレーターの池田氏は、「このような言葉は、ややもすると建前としての発言と受け取る人もいるかもしれないが、トヨタという会社は、ビジネスで勝つことは当たり前、その上で高邁な精神をもって本気で取り組む、という気風がある。そのような気構えこそがトヨタの強さであり生存戦略であると言える」と語る。

こういったトヨタならではの強みを継承しながら、モノづくりの未来を変えていくために、「技能/技術」と「デジタル・革新技術」の融合が必要だと新郷氏は説く。

ここでは以下のような取り組み事例を交えながら解説する。
・塗装レス(材料着色)ピアノブラックリアバンパー
・「技能/技術」×「デジタル・革新技術」の融合

池田氏は本章のトピックについて、「匠と生産の合理化は実は強く結びついている。匠の技術というのは過剰に丁寧なやり方を求めているのではなく、限界的な削減を求めるためにも必要とされるもの。そういった技術を具現化したのが、“塗装レス(材料着色)ピアノブラックリアバンパー”。また、匠の技をデジタル化し、最先端の技術で養成する取り組みも行っている」とする。

また、少量の車でも効率的に作ることができる“混流生産”も見逃せない。「リスクに備えるための“減産に強い工場”も大変革の一つだ」と話す。

多様な電池のソリューション

今年6月発表の次世代バッテリーEV戦略のなかで披露された、トヨタの多様な電池のソリューションを紹介する。


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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