フィアットの小型EV『500e』のバッテリーを、5分で交換し航続を延ばすプログラムを、フィアットが属するステランティス(Stellantis)が2024年に欧州で開始する。
最初のプログラムは、ステランティスのカーシェアリングサービス「Free2move」で使用している100台のフィアット500eを対象に、2024年にスペイン・マドリードで開始する予定だ。フィアット500eは、ステランティス傘下の各ブランドの中で、最も販売台数の多いEV。世界的に販売されており、複数の欧州市場でEVのリーダー的存在となっている。
ステランティスはAmple社と提携を結び、5分以内にフル充電されたEVバッテリーの供給を受ける契約を締結した。フィアット以外でも、ステランティス傘下の各ブランドのEVで、Ampleのモジュラー式バッテリー搭載を可能にする。バッテリー交換ステーションに立ち寄ったEVユーザーは、数分でフル充電されたバッテリーに交換することができる。ガソリンスタンドで内燃エンジン車に給油するのと同じくらいの短時間で、バッテリーを交換できるという。