メルセデスAMGのF1セーフティカーに「LiDAR」搭載、最大500m前方の物体を検知…CES 2024 

メルセデスAMG GT ブラックシリーズ のF1セーフティカー。ルーフにルミナーのLiDARを搭載
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メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は1月10日、F1のセーフティカー、メルセデスAMGGTブラックシリーズ』に最新のLiDAR を搭載し、安全性を引き上げるとCES 2024で発表した。

メルセデスベンツはルミナーのLiDAR技術を活用し、世界で最も安全なセーフティカーを目指す。ルミナーとメルセデスAMGペトロナスF1チームは、ルミナーとメルセデスベンツとの提携関係を活用し、2024年のF1オフィシャルセーフティカーに、ルミナーの技術を搭載する。

LiDARはLight and Detection Rangingの略で、レーザーを使用して車両周辺の詳細な3Dマップを作成する。ルミナーのLiDARは、AI(人工知能)ソフトウェアと組み合わせることで、高速走行時や悪条件下でも正確な物体検出を可能にした。ルミナーのテクノロジーは、より長い波長で、最大500m前方の物体を検知することができる。

ルミナーのLiDARは、高速かつ広範囲な条件で静止物体や移動物体を検出できるため、F1オフィシャルセーフティカーに最適という。ルミナーとメルセデスAMGは、ルミナーの技術をメルセデスAMG GTブラックシリーズのルーフに組み込むために協力する。

各種規制への適合と承認、レギュレーションに準拠することを条件として、ルミナーのLiDARは、F1セーフティカーの前方に、リアルタイムで3Dマップを作成する。これにより、セーフティカーに必要な高速走行を維持しながら、ドライバーがより正確にコース上の状況を判断することが可能になる、としている。

《森脇稔》

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