モダーンさとクラシックな雰囲気がミックスしたエクステリアはなかなかにカッコいい。
たしかに1000万円もするカイエンを買うんだったら、これでじゅうぶんって気がする。デザインも個性的だし、よくできているもの。走りも、SUVという前置きを忘れなければ、非常によく曲がる。
キャラ(クター)の強さは国産屈指だろう。尊大な威圧感があるわけではなく、それでいて存在感がある。質量もかなりのものだが…。
NISMO(ニスモ、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は、日産『ムラーノ』用「NISMOスポーツパーツ」を発売する。
要するに最先端のSUV。今までのクロカン4WD路線からはまったく逸脱した有機的なフォルムが特徴。ハッキリいってカッコいい。
北米でのデビューから随分経つが、日本ではようやく初お目見えのミドルサイズSUV。2.5/3.5リッター搭載車ともにエンジンの印象は平凡。
パッと見て「あ、カッコイイじゃーん」って思う人は多いでしょう。ワタシもふくめて。そのノリで買うのなら、2.5リッター直4搭載の安いほうでOK。3.5リッターのV6と乗り較べて別にミジメな感じしないから。
FF-Lプラットフォームで仕立てられたSUV。だからというわけではないが、北米に展開されている『アルティマ』や『マキシマ』といった大型FFサルーンに共通する大陸的なスケール感が印象的。
スタイリングは意思決定の転換がすぐに現れるが、自動車全体の作り込み、走りの仕上げは一朝一夕には良化しない、というゴーン体制下の日産商品の弱点がそのまま現れている製品。
売れ筋になると思われる2.5リッター4気筒搭載モデルが期待していたよりよかった。何よりパワー的に不満ない。大柄なボディなれど、軽いせいだろう。当然3.5リッターV6仕様なら必要にしてじゅうぶんなパワーを持つ。
今回のパリショー(9月23日−10月10日)も、多くの量産モデルやコンセプトカーなどの興味深いスタイリング提案に飾られ、大変盛り上がっていた。日本車で目についたものは……。
アメリカ市場向けに開発した大型のSUVを当初は予定になかった日本市場にも投入することになった。日本向け専用に2.5リッターの2WDも設定するものの、全幅の大きなボディなどは必ずしも日本市場向きではない。
インパクトの強いカタチで、かなりカッコいいと思う。「外車みたい!」っていう誉め言葉があるけど、これは外車じゃなく宇宙から来たっぽいからね。それはとてもスバラシイことだよ。
『ムラーノ』のネーミングは、イタリアはベネチア沖にある島の名に由来しているという。もっともベースは北米専用車。彼の地での好評を受け、日本への導入が企画されたのだ。
ルックス勝負! という割り切りのコンセプトゆえか、走りのテイストは平凡かつちょっと退屈。