クライスラーグループは2月17日、米政府財務省に経営再建計画を提出し、20億ドルの追加融資を要請した。クライスラーは経営再建計画を3月31日にまでに完了する。政府は3月末までに支援の継続か打ち切りかを決定する。
日産自動車とクライスラーグループは2008年1月、相互に製品(車)をOEM供給すると発表しているが、この提携内容の一部を見直すことにした。クライスラーによると、昨今の経済状況の悪化にともない、3月末に提携内容を再検討する。
経営危機に陥っている米ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーが、経営再建計画を米政府へ提出する期限がいよいよカウントダウンに入った。
民間調査会社のオートデータ社は3日、1月の米国新車販売の結果を公表した。それによると、総販売台数は65万6976台で、前年同月比は37.1%減と大きく減少。1982年以来、27年ぶりの落ち込み幅だという。
フィアットとクライスラーグループは、戦略的提携を締結、フィアットの車台を使ってクライスラーの小型車の開発やクライスラーの米国工場で、フィアットグループのアルファロメオの生産を検討する。
伊フィアット、米クライスラーグループ、およびクライスラーの大株主のサーベラス・キャピタル・マネジメントの3社は20日、世界規模での戦略的提携に署名した。同日発表した。この提携は、米政府による融資の条件である、クライスラー再生計画の鍵となる。
クライスラーグループについて昨今、個別のブランド及び工場の売却交渉を進めているとする報道がかまびすしいが、トム・ラソーダ副会長兼社長は、これらを否定するコメントを発表した。
デトロイトモーターショーの会場内を歩いていると、ブースの設営方法がメーカーによってかなり異なることを感じる。たとえばGMやクライスラーグループは、一部の車種をターンテーブルやステージに乗せているものの、全体的にはとても簡素な作り。
クライスラーグループのプレスカンファレンスにはいつも通りジム・プレスが登場。昨年のデトロイトでは屋外で牛や馬を引き連れた派手な演出が印象的だったが、今回は簡素なブース構成だ。
クライスラーグループのプレスカンファレンスに登場したジム・プレスはまず、クライスラーの経営立て直しに付いて言及。固定費の削減、金融子会社の健全性、販売網の質の高さ、魅力的な商品群といった条件を挙げ、業績回復に自信を見せた。
クライスラーグループは11日、ダッジ『サーキットEV』を発表した。最大出力268psのモーターを搭載。0-96km/h加速5秒以下という、ゼロエミッションのスポーツカーだ。
クライスラーグループは10日、ジープ『パトリオットEV』の概要を明らかにした。小排気量ガソリンエンジンに強力なモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド車だ。
民間調査会社、オートデータ社の調べによると、2008年の米国新車セールスは1324万2701台で、前年比18%減と大きく減少した。1992年以来、16年ぶりの低水準で、前年実績を下回るのは3年連続だという。
米ジョージ・ブッシュ大統領は12月19日、経営危機に陥っている自動車メーカー、クライスラーグループとGMの2社に緊急の“つなぎ”融資をすると発表した。総額で174億ドル、約1兆5600億円。2社は3月末までに経営の長期安定化計画を策定しなければならない。