ホンダは軽商用車『アクティ・トラック』を10年ぶりにフルモデルチェンジし、12月17日に発売した。パワフルシリーズ(ダンプ、リフター)、フレッシュデリバリーシリーズ(冷凍、保冷、ドライ)などの特装車は、1月21日に発売する。
10年ぶりにホンダは『アクティ・トラック』をフルモデルチェンジした。これで『アクティ・トラック』は7代目となる。
この軽トラックのユーザーは50歳代以上が7割を占める。そこで「メーターの文字を大きくしてわかりやすくしたり、ボタンなど操作系をドライバーに近づけて集約しました」と日本営業本部営業開発室商品ブランドブロックチーフ、平手秀樹さんは語る。
ホンダ『アクティ・トラック』のフルモデルチェンジに際し、デザインについてユーザーにヒヤリング調査を行った。
ホンダは『アクティ・トラック』をフルモデルチェンジした。「スタンダード」、「スーパーデラックス」、「アタック」「タウン」の4タイプが設定されている。
2009年のホンダの目玉はやはり『インサイト』だろう。ハイブリッドでありながら189万円という戦略的な価格を打ち出したことで、トヨタの新型『プリウス』の価格設定にも大きな影響を与えた。
新型ホンダ『アクティ・トラック』ではキャビンが拡大されている。フルモデルチェンジでないと対応できなかったものだと本田技術研究所、四輪R&Dセンター、開発責任者の藤永政夫さんはいう。「非常に広々としたキャビンを実現できました」。
新型ホンダ『アクティ・トラック』でもっとも大きな変更は「セミキャブオーバーの位置にあるフロントのタイヤをキャブオーバータイプ(と同じ位置、つまりシート下あたり)に変えたこと」。
新型ホンダ『アクティ・トラック』の商品説明会で、ある担当者が「あまり大きな声では言えないが」と前置きしながら語っていた話題がある。販売についてだ。
7代目となるホンダの新型『アクティ・トラック』は、88年に登場した5代目を所有するユーザの代替え需要をにらみ開発された。
10年ぶりにフルモデルチェンジをしたホンダ『アクティ・トラック』のエクステリアデザインのコンセプトは“うちの自慢の男前アクティ”だと本田技術研究所、四輪R&Dセンター、開発責任者の藤永政夫さんは話す。
現在19万台と、ピークであった47万台(1989年)と比較し半分以下の市場となっています。これは農業人口の減少が要因のひとつと考えます。そして、アクティの占有率はピーク時は7万4000台(20%)が近年では1万3000台(7%)と苦戦しているのです
ホンダは、高い耐久性や信頼性、環境・安全性能などで好評を得ている軽商用車『アクティ・トラック』を10年ぶりにフルモデルチェンジし、12月17日に発売する。
ホンダの軽トラックの歴史は、まず、1963年に『T360』を発売。360ccDOHC4気筒のエンジンをフロントミッドシップに搭載。これがホンダにとって4輪のスタートとなった製品である。
次世代のハイブリッドカーや電気自動車などが際立つ今回の東京モーターショーの中で、異彩を放っているのがホンダブースの片隅に展示されている軽トラックの『アクティ』(市販予定車)だ。