4年ぶりの対面入社式、トヨタ 佐藤社長「気後れせず」、日産 内田社長は「既成概念にとらわれず」[新聞ウォッチ]

新聞ウォッチ(イメージ)
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  • トヨタなど、タイ素材大手と水素製造で提携

多くの企業にとって新しい年度(2023年度)の本格スタートとなった4月3日は、それぞれの会社で入社式が行われ、きょうの各紙にもフレッシュな新入社員の姿や式典の風景などとともに取り上げている。

読売は「入社式正常化近づく、対面が81%前年比14ポイント増」という見出しで経済面のトップ記事で紹介。「マスクを着用せずに出席する新入社員が目立つなど、コロナ禍から正常化に向かう日本経済の姿を表した。今春に就任したばかりの新社長にとっては『初仕事』となり、成長に向けた決意を語った」などと報じた。

また、主な企業トップのメッセージを掲載。日産自動車の内田誠社長は「100年に一度の変革期にあるといわれている。既成概念にとらわれない新鮮な発想で社内に新しい風を吹き込んでほしい」と新入社員に語りかけたという。

また、不祥事を起こした企業では、社長らが信頼回復への取り組みを説明。このうち、エンジン性能試験の不正を公表し、一部車種の出荷停止が続いている日野自動車には215人が入社。小木曽聡社長は「再び信頼をいただいて役に立つためには、チーム一丸となり、より良い方向へ変えていく必要がある」と述べたそうだ。

その記事の横には、その親会社のトヨタ自動車について「トヨタ新体制、佐藤社長就任」と別枠で紹介。4月1日付けで就任した佐藤恒治社長は「新入社員だからといって気後れすることなく、自分らしさを大切にしてほしい」と呼びかけたという。

トヨタの入社式については、朝日も取り上げたが、本社の一角にレクサスのクーペ『LC』(佐藤社長)、最高級セダン『センチュリー』(豊田章男会長)など役員所有の車14台を並べたという初めての“取り組み”なども伝えていた。

毎日も社会面で日産自動車や損保ジャパンなどの入社式を掲載。政府の新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールが緩和され、「4年ぶりに対面の式典を復活させる動きも見られた」としながら、日産は、横浜市のグローバル本社で入社式を開き、新入社員757人がマスクを着けて参加。新型コロナの影響でオンラインでの開催が続いており、対面は4年ぶりとも取り上げていた。

2023年4月4日付

●製造業景況5期連続悪化、日銀短観、原材料高や海外懸念(読売・1面)

●国内新車販売4年ぶり増、22年度、438万台半導体不足が改善(読売・2面)

●トヨタ新体制、佐藤社長就任(読売・7面)

●ポスト要求認め辞任、国交省OBの副社長、空港施設社(朝日・1面)

●電動三輪,ちょい乗りお供、売りは安定性 参入続々(朝日・7面)

●4年ぶりの対面式典、マスク緩和門出の春、日産自動車、損保ジャパン(毎日・22面)

●NTT東西44万回線障害、光ネットサービス、110・119番も(産経・1面)

●交通機動隊、6隊に再編、警視庁、事故多発場所に集中配置(産経・17面)

●中国特許、世界の過半、EV・再エネ向け革新電池、日米に先行(日経・1面)

●トヨタ、タイ素材大手と水素製造(日経・15面)

●ヘルメット着用、自転車は4%、13都道府県調査(日経・43面)

《福田俊之》

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