中国 BYDが初のトップ10入り、トヨタは4年連続首位…2023年上期の世界新車販売[新聞ウォッチ]

BYD ATTO 3(オートモビルカウンシル2023)
  • BYD ATTO 3(オートモビルカウンシル2023)
  • トヨタ・プリウス

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。 

2023年上期(1~6月)の世界新車販売台数で、中国の比亜迪(BYD)が、前年同期比96%増の125万台となり、独メルセデスベンツ(123万台)や独BMW(121万台)を追い抜いて、初めて世界トップ10入りしたという。

8月27日付けの日経が1面で「BYD、初のトップ10、中国勢、EVで台頭」などと取り上げていた。それによると、調査会社のマークラインズのデータや自動車各社の発表をベースに、世界の販売台数を集計したもので、首位の座は2位のVWグループを100万台以上の差をつけて、前年同期比5%増の541万台のトヨタ自動車グループが4年連続で堅守。

3位が現代自動車・起亜の韓国勢、4位が日産・ルノー・三菱の日仏連合など、上位9社は前年と同じ顔ぶれだったが、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の電動車でシェアを拡大するBYDが、前年の16位から、今回は10位に急浮上したという。

また、中国勢はBYD以外でも13位の浙江吉利控股集団や14位の長安汽車集団、17位の奇瑞汽車も前年同期比で2桁増となるなど躍進が目立つ。「中国では国内の新車販売台数が微増にとどまっていた一方、輸出が急拡大。業界団体によると、主要企業の自動車輸出台数は23年上期で前年同期比76%増の214万台だった」とも伝えている。

2023年8月28日付

●社説、日産・ルノー 円滑な連携でEV戦略加速を(読売・3面)

●挑む新トップ2023 いすゞ自動車・南真介社長、車台共通化柔軟に変革(読売・4面)

●内閣支持横ばい26%、保険証廃止「反対・延期」66%、本社世論調査(毎日・1面)

●東芝再建最後の賭け、迷走8年株式非公開に活路、TOB9月20日まで(産経・3面)

●くすぶるトリガー条項、ガソリン高騰抑制、税収減や混乱懸念、凍結解除は法改正必要(産経・5面)

●東京モノレール新車両亀裂、設計に問題補強改良へ(東京・23面)

●EV、ビル非常用電源に、パナソニック安価な融通システム(日経・7面)

●ビッグモーター立ち入り1カ月、整備業務に不正拡大も(日経・34面)

●「H2A」発射地点に、きょう打ち上げ、次世代機の失敗以来(日経・34面)

●車内に2時間半放置か、北九州、死亡の0歳児(日経・35面)

《福田俊之》

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