川崎重工、最終赤字233億円…航空機エンジン問題で損失計上 2023年4-9月期決算

PW1100G-JMエンジン
  • PW1100G-JMエンジン
  • PW1100G-JMエンジンを搭載するエアバス社のA320neo ANA仕様
  • カワサキ(EICMA 2023 / ミラノモーターサイクルショー2023)
  • カワサキ(EICMA 2023 / ミラノモーターサイクルショー2023)

川崎重工業は11月8日、2023年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。航空機エンジン問題による損失計上などにより、233億円の最終赤字となった。

売上収益は前年同期比1.3%増の7693億円。車両事業、エネルギーソリューション&マリン事業などが増収となった。事業損益は328億円の赤字。航空宇宙システムは開発に参画した民間航空機エンジン「PW1100G-JM」の品質問題で約580億円の損失を当期に一括計上、精密機械・ロボット事業は中国建機市場や半導体市況の低迷を受け、前年同期から636億円の減少となった。税引前損益は224億円の赤字(前年同期は359円の黒字)、最終損益は233億円の赤字(同237億円の黒字)となった。


《纐纈敏也@DAYS》

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