三菱自動車は、インドの提携相手のヒンダスタン・モーターズと事業拡大について協議し、今後の事業戦略を共同で進めることを確認したと発表した。
ヒンダスタン社は1998年から三菱自動車の技術供与を受けて『ランサー』を生産している。
今回、事業強化のため2006年1月にランサーシリーズの類別追加を現地生産で行うほか、『パジェロ』、『アウトランダー』、『グランディス』など三菱ブランドの完成車を投入し車種を拡充する。これらの現地生産車は三菱ブランドでヒンダスタン社の販売網で販売する。
また、両社はヒンダスタン社がインドで生産する自動車部品の三菱自動車への供給についても検討することで合意した。三菱自動車は、部品調達コストの削減による資材費の圧縮が狙いで、今後具体的な調達方法などについて協議する。
三菱自動車は、成長が期待されるBRICs(※)諸国に対する戦略の一環として、 インド事業を強化する。
※BRICs:ブラジル、ロシア、インド、中国の新興大国4カ国。