11日、FIAはブラジルGP(6日決勝)のリザルトを再検討、赤旗中止時点でジョーダンのフィジケラが56周目に入っていたことを認め、54周終了時点での順位を最終結果とした。これで暫定2位のフィジケラが優勝(初優勝)、暫定1位のライコネン(マクラーレン)が2位、3位のアロンソ(ルノー)は変わらず。
ブラジルGPでのリザルトが見直しされることを受けて、ジャガーではマーク・ウェーバーが獲得した今シーズンの初ポイントを失う可能性が濃厚となった。最終ラップでクラッシュしながらも2ポイントを獲得したウェーバーは「残念ではあるけど、これが世界の終わりじゃないから」と、心境を語った。
FIAの広報は先日、波乱続きのまま幕を閉じたブラジルGPの結果を再検討することを明らかにした。急遽11日にスチュワードなどを召集し、事実を確認した上で、結果を再検討する予定。レギュレーションでは赤旗の2周前の順位が最終結果になるとされており、ブラジルGPでの赤旗が何ラップ目だったのかを再検討する。
マレーシアGPでジャスティン・ウィルソンが入院する原因になったドライバー防護のための新システムHANS。開幕戦でHANSがリタイアの原因になったと主張するフェラーリのルーベンス・バリケロがマレーシアGPでは装着を取りやめたことにより、HANSの見直しを求める声が高まっていた。
F1に様々なルール変更を導入したFIAのマックス・モズレー会長がオーストラリアGPについての感想を語った。ロンドンの自宅でテレビ観戦したというモズレーは、「天気が重要な役割を果たしていたとしても、新たなフォーマットもそれなりに成果を出したと思う」とコメント。
開幕戦から双方向のテレメトリーシステムが禁止される。これはマシン側からピットに向けてのデータ送信はとりあえず許された格好だが、ピットからマシンに向けての遠隔操作が禁止された格好になる。
シングルカーアタックとなる土曜日の予選が終了すると、マシンは車両保管所に置かれる。昨年まではチームは予選専用のセッティングをマシンに施していたが、今年からは保管されたマシンはリストに定められた整備以外は、一切禁止、給油すらできなくなった。
今年から始まるF1の新予選はシングルカーアタックとなる。金曜日は昨年のチャンピオンシップ順(開幕戦の出走順はミハエル・シューマッハから)となり、土曜日の予選走行順を決める事になる。本番の予選は土曜日の午後から始まる。
FIAのマックス・モズレー会長が燃料補給に関する新レギュレーションも検討していることを明らかにした。予選後に残っている燃料そのままの残量で決勝のスタートをしなければならず、軽い燃料で予選に挑めば、かなり早い段階でピットに入らなければならない。
今シーズンから導入される新レギュレーションにより、グランプリウィークエンドの予定に若干の変更が加えられることになる。その最終案が明らかになった。チーム側はまだ決勝前の15分ウォームアップをキープするかどうか結論を出していないこともあり、今後まだ変更される可能性もある。
2006年までグランプリ開催契約の残っているオーストリアGPが今年いっぱいで消滅することをバーニー・エクレストンが明らかにした。「責任はタバコ広告禁止推進に同意したオーストリアの厚生大臣にある」
スイスで新車発表会に臨んだルノーのパトリック・フォール・チェアマンが新ルールを受けて数チームがF1撤退する可能性があると警鐘を鳴らした。特にエンジンに関する新レギュレーションは受け入れることが困難だという。
FIAが2003シーズンからの競争力アップ、経費削減のための改革案を明らかにした。ヒースロー空港ホテルでチーム代表らを集めた会合を開いたFIAは、「過去12カ月の間に2チームが姿を消したにも関わらず、経費を節約するための策が何ら講じられていない」として2003年以降段階的に導入される新レギュレーションを発表した。
先月期日内にエントリー申請を済ませたことを発表したアロウズだが、残念ながら来季の参戦はなくなった。FIAは「2003年チャンピオンシップ参戦への申請はアロウズ・グランプリ・インターナショナルから受け取っているが、理由があって却下された。その理由はすでにアロウズ・チームに通達してある」と発表。