【株価】ホンダが続落、中国向けEV刷新方針も円安進行で利上げへの警戒感が台頭

ホンダ・イエP7
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17日の日経平均株価は前日比509円40銭安の3万7961円80銭と大幅続落。米国株高を受け反発して始まったが、その勢いは弱く、買い一巡後はマイナス圏に沈んだ。

16日のニューヨークダウは63ドル高の3万7798ドルと7日ぶりに反発。前日まで下げが続いたとあって主力株の一部に値ごろ感からの買いが入ったが、利下げの時期が遅れるとの警戒感から上値は限定的だった。ハイテク株主体の米ナスダック市場は3日続落。電気自動車(EV)のテスラは2.71%安。

外国為替市場では円相場が1ドル=154円台後半へ円安が進行したが、輸出企業の採算改善に期待した買いは限定的。むしろ、円安に伴う国内インフレの圧力の高まりから日銀が利上げを迫られかねないとの警戒感が台頭している。

自動車株は軒並み安。


《山口邦夫》

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