生産終了が予告されている三菱『ランサーエボリューション』、通称「ランエボ」。惜しむ声があがる中、三菱は公式サイト上でランエボの歴史を振り返ると同時に「ランエボ総選挙」を開催、1万8000票から最もファンに愛されているランエボが決定した。東京・田町の本社ショールームでは、上位3車種の特別展示を実施している。
展示されているのは、第1位となった最終型の『ランサーエボリューションX』(2007年~)、第2位の『ランサーエボリューションIII』(1995年~)、第3位の『ランサーエボリューションIX』(2005年~)。“エボリューション”の名の通り、年々進化し続けたランエボ各世代の代表車種が勢揃いした。
全て三菱社内に保管されていた車両だというが、注目は第2位のランエボIII。なんとこの1台、WRCで圧倒的な強さを見せつけた当時のレース車両そのもので、1995年のラリー・オーストラリア優勝車だ。フロントガラスには飛び石によるものと見られる大きなヒビがそのままに残されており、当時の激しい走りを思い起こさせてくれる。
特別展示は11月30日まで。