2002年秋、アコード発表時の『インターナビ・プレミアムクラブ』スタートから約2年。ホンダ・テレマティクスは第三世代に突入することがわかった。1
北海道・ホンダ鷹栖テストコースの高速周回路。180km/hでバンクを走行し、ストレートに出て一気にフルブレーキング。独ニュルブルクリンクをモチーフとした高速コースでは、140km/hのブラインドコーナーの連続。ジャンピングポイントで『レジェンド』は軽く飛んだ!
8月24−26日に栃木研究所で技術説明会「ホンダミーティング」が開催された。最新の技術を搭載したホンダ車群がテストコースで試乗を待つなかに、大柄でがっしりした見知らぬクルマが混じっていた。
「本当のところ、何馬力出ているンですか?」。ホンダ鷹栖テストコースの「プロトタイプ試乗会」でも、栃木研究所の「ホンダミーティング2004」でも、ホンダ関係者は「いや、まあー、かなりなレベルでして…」とハッキリとした「数字」をいわない。いったとしても、「北米モデルは300psになると思います」が精一杯だ。
新型『レジェンド』は、ドアとリヤフェンダー以外の外板はすべてアルミ製となる。このうちトランクリッドは、アルミを高温に熱して高圧の空気を吹き付けながら加工するブロー成形によって自由度の高いデザインとした。
ホンダの新型『レジェンド』は、1990年以来続いていた乗用車の最高出力に関する業界自主規制が解除されて投入される初の全面改良車となる見込みだ。V型6気筒の3.5リットルエンジンを搭載、最高出力は300馬力程度となる。
ホンダが近く発売する新型『レジェンド』は、軽量化のため外板などにアルミを多く採用する。量産セダンでは異例のアルミカー。駆動力を4輪で独立制御する「SH-AWD」の搭載とともに注目されよう。
ニューヨークショーに登場したアキュラ『RL』(日本名『レジェンド』)は、誰も予想していなかった大変身を遂げていた。前モデル比で、全長−80mm、全幅+25mm、全高+15mm、そしてホイールベースが−110mm。筋骨隆々なボディ形状は野性味に溢れている。インテリアも筋肉質でカタマリ感が高い。
ホンダミーティング(24−26日)で 新型『レジェンド』の運転席に座った。前方は暗がり。肉眼ではかなり暗く見える。ダッシュボード上部に「インテリジェント・ナイトビジョン・システム」のディスプレイ。
「テスト開始、1分前!」。シーンと静まり返った巨大な空間(容積は東京ドーム同等)に女性のアナウンスが響き渡った。最終秒読み5、4、3、2、1……。シュルシュルシュルシュルという金属音。
ホンダは24日、遠赤外線カメラにより車両前方の歩行者を検知し運転者の注意を促す、世界初の「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」を新開発、今秋発売の新型『レジェンド』に搭載する、と発表した。
ホンダの福井威夫社長は、今秋発売の新型『レジェンド』に搭載する新駆動システム「SH-AWD」を機能を進化したうえで「他機種への適用を拡大する」計画を明らかにした。
5日、トヨタは上級サルーンの新型『クラウン・マジェスタ』を発売した。日産は昨年秋の東京モーターショーで上級サルーンコンセプト『FUGA』を発表、今年4月のニューヨークモーターショーでは新型ホンダ『レジェンド』が予告された。この秋には新世代高級セダン3車が市場でぶつかる!!
実はこのレースでは、今年秋に米国で発売されるアキュラ『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)が、ホンダエンジンで参戦した優勝者に贈呈されることが決勝前日、急きょ決まっていた。
ホンダ『レジェンド』、日産『セドリック/グロリア』、それぞれ次期型の量産予告コンセプトカーがニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー)で発表された。今年後半の商戦は熱くなるに違いない。