VW『ゴルフ』のエンジンに、ついに直噴ガソリンが登場する。シリンダー内に直接ガソリンを噴射する直噴エンジンは、日本では三菱、トヨタ、日産がラインナップしていることでポピュラーな存在だが、海外メーカーではほとんど例がない
車内も、いろいろな工夫が見て取れる。例えば『4コーナー・クライマトロニック』と呼ばれる新しい空調システムでは、わずらわしいエアコンの風を全てシャットアウト。インテリアの隙間から冷たい風が流れてくるというアイデアである。
ライバルのすべての高級車に対抗できるようにと、『D1』にはエンジン5機種が設定されている。まず241PS・315Nmを発生する3.2リットルV6、そして420PS・550Nmを発生する6.0リットルW12。
VWのデザインを指揮するハルトムート・バルクス氏率いるチームが、D1のスタイリングを手掛けた。
見た目ずいぶん立派になった感のある新型『パサート』、もちろん中身も立派になった。従来の、1.8リットルターボ/3.0リットルV6のラインアップから、2.3リットルV5/3.0リットルV6、そして来年には4.0リットルW8が加わり、豪華なラインアップとなる。
『アテンザ』のデザイン開発目標も、ベンチマークは車両全体の開発目標と同じBMW『3シリーズ』とVW『パサート』。小泉巖チーフデザイナーは「3シリーズはスポーティだけど室内はタイトでせまい。広いパサートはスポーティでない」と説明する。
モデルチェンジを受けた新型『パサート』は、エクステリアでの主な変更点は力強さを表現するフロントマスクの造形と、セダン・ワゴンに共通のモチーフを用いたコンビランプなどリアのグラフィックスである。また随所にクロームを多用することで「アップグレードを具現化」したのだという。
1997年、フォルクスワーゲン(VW)の社長フェルディナント・ピエヒ氏は、メルセデスベンツ『Sクラス』に対抗するハイテクサルーンの開発を発表した。平凡なサルーンしか作ったことのないメーカーが、メルセデスベンツの技術とハイクラス・イメージに対抗しようというのだ。疑いのまなざしは4年後の現在、驚きの表情に変わった。
来年導入が予定されているW8エンジンは現在、日本に向けた仕様変更を行っている段階とのこと。本国でも他のモデルに比べて導入が遅くなったので、この遅れは日本仕様だけのことではないそうだ。
モデルチェンジによって上級イメージを強くした新型『パサート』のライバルについて、フォルクスワーゲン(VW)・ジャパン、マーケティング部のマーチン・ビスウルム部長は、「ライバルはボルボ『40シリーズ』、BMW『3シリーズ』、メルセデスベンツ『Cクラス』、オペル『ベクトラ』などだ」と語る。
フォルクスワーゲン(VW)・ジャパンは、「いままではほとんど市場に認知されていなかったと言っていい」という最上級モデル『パサート』の新型を発表した。梅野勉社長は、新型パサートによって「上級セグメントにおいて確固たる基盤を構築」し、VWの「フルラインブランドとしての将来の成功への布石とする」と語った。
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、『パサート』をモデルチェンジして、今月30日から発売すると発表した。W8エンジンを搭載したニューパサートW8は来年、日本に導入する。
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、量販モデルの『フォルクスワーゲン・ゴルフGLII』をベースに、レザースポーツシートやレザーステアリング、レザーシフトノブなどの本革アイテムでコーディネートした特別仕様車「ゴルフレザーコレクション」を発表した。9日から発売する。